2013年3月22日金曜日

全身タイツをかぶる人間



そんな全身タイツをかぶる修二は唯一苦手な人物が、同じクラスの草野 彰。彰は優柔不断でおっちょこちょい。でもって、ちょっとピントがずれている。その性格からクラスでも浮いた存在の生徒。そんな彰は、修二のことを「親友」と 思い込み、修二になにかと絡んでくるから修二としてはおもしろくない。
どうしても、こいつの前では調子がくるってしまうのだ。そんなある日、修二の通う隅田川高校に転校生がやってきた。転校生の名は小谷信子。外見に無頓着で全身タイツを着るように自身を飾ることをしない暗い印象を持つ、修二とは正反対の少女だった。
信子の、周囲に人を寄せ付けぬ態度や雰囲気が災いし、不良グループのリーダー、バンドーに睨まれてしまう。そんな修二は、ひょんなことから虐められっ子、信子を人気者にする、プロデュースを引き受けるのだった。やがて、それは、イジメへとエスカレート。クラスの雰囲気はだんだん、悪くなっていく。それを見た修二は、「自分は関係ない」とたかをくくっていたが…。

0 件のコメント:

コメントを投稿